幸運の数字と聞いた時に、一番はじめに思い浮かぶ数は何ですか?
多くの人は「7」と答えるかもしれません。
古代より、1から9まで「数」はそれぞれに意味を持つと考えられ、ピタゴラスからアインシュタインまで、各時代の賢人たちもその意味を読みとろうとしました。
世界的にも数字には、数秘術やエンジェルナンバーなどスピリチュアルな意味があるとも言われています。
生活の中で不可欠な数の世界。特に「7」は何かと意味のある数です。他にも数字のあれこれを知って運気を上げていきましょう!
痛みが消える数字
国家安全保障会議に必要な情報を提供、また他国の国家秘密の探索や情報収集、政治工作、反米的団体の監視などを行っている米中央情報局(CIA)。
そのCIAが1995年11月に打ち切るまで続けていたという超能力研究計画「スターゲイト計画」の公文書に記されたという【痛みが消える数字】が発覚しました。
やり方は次の通り。
痛みを感じた時に、目を閉じて痛みを感じる部分を脳裏にしっかりと思い描く。
次に目を開き、実際に痛みを感じる部分を見つめながら心の中で「55515」の数字を繰り返し唱える。
これを何度かリピートするうちに、痛みが消える。
実際に試した人々の間でも「本当に痛みが消えた!」という驚きの反応が巻き起こっているようです。
もちろん全ての人に効果的とは言えませんし、プラシーボ効果という人もいます。
CIAとしても「ここに含まれる資料は、ゲートウェイ・プログラムの初回セッションを終えた人だけが個人的にこの方法を使用するように。許可なく使用した場合、有害で望ましくない制御不能な効果をもたらすかもしれません。」と注意しています。
どうにもならない痛みの時、藁をも掴む思いの時に試してみるのもアリかもしれませんね。
ラッキー「7」の起源
ラッキーセブンは、野球が起源と言われています。
1885年、優勝がかかった試合の7回、平凡なフライが風に舞いホームランに!その試合の勝利投手となった人物が「lucky seventh」と表現したのが端緒とされています。
また、7回に逆転劇が起こりやすかったことにも由来しているそうです。これは、1回から投げているピッチャーの疲労がたまる頃が7回で、バッターもピッチャーの球に慣れてくる頃だとされているとこから来ているそうです。
「7」と他の数字の意味
仏教において
仏教では東西南北、上下、中央を構成する「7」は神聖な数とされます。
また、七種の宝「七宝」を重用します。七宝とは、下記のことです。
【無量寿経】では「金・銀・瑠璃・玻璃・硨磲・珊瑚・瑪瑙」
【法華経】では「金・銀・瑠璃・玻璃・硨磲・真珠・玫瑰」
さらに、死者を弔うにも初七日、四十九日といずれも「7」が関係します。
「3」は「2」を超える「中道」という悟りの概念を示します。中道は悟りを目指す上で大切にされている概念で、対立または矛盾しあう両極端の立場を離れ、両極端のどちらにも偏らない中正な立場を貫く在り方のことです。
「6」は「六道」と呼ばれる天道・人間道・修羅道・畜生道・餓鬼道・地獄道の世界で、衆生がその業の結果として輪廻転生する6種の世界のことを指しており、仏教の教義です。
キリスト教において
旧約聖書の創世記には、神が6日間で天地を創造し、7日目に休んだと記されており、7日間かけて世界が完成したことから「完全」や「世界」を表す特別な数字とみなされています。そのため「7」は聖なる数とされていて、神が人類を創造したことを表しています。
「6」は聖なる「7」に対して、それに1つ足りない数字として不完全な数とされています。
「8」は「7」を超えるものとして神の領域を表しており、再生と復活を表す数字を象徴とされています。
さらに「10」は完全数であり、神の支配を表す数字とされています。
イスラム教において
イスラム教では、全て神様が創った数字なので優劣はなく同じように良いものだそうで、偶数よりは奇数を好むそうです。
特にアラーの神様は唯一であるからということで「1」は良い数字のようです。
「7」は「天国は7つの階層で出来ている」といった意味があります。また、イスラム教徒の間では産後7日目の新生児を「七日目の祝い」と呼びます。
不吉な数字
国や地域によって、縁起の悪い数字は異なります。
不吉な数字とされる理由は、不吉なものが連想されたり、大災害や不吉な出来事が起こった日付などが理由のようです。
日本「4」 は「死」という言葉と同じ音読みになることから死を連想させ、「9」 は「九」の音読みが「ク」で、「苦」と同じ音であることから忌み数とされています。
欧米「13」 は聖書に関係している説でイエス・キリストを裏切った弟子が最後の晩餐で13番目の席についていたことに由来しているという説があります。
また「666」 は新約聖書のヨハネの黙示録に記述されている「獣の数字」とされ「悪魔の数字」ともいわれています。
イタリア「17」が「死」を表すので縁起が悪い数字。
中国「4」「5」の発音が「死」「無」と同じで縁起が悪い。
インド「26」が不吉。
アフガニスタン「39」が不吉。
ベトナムでは、広くラッキーな数とされている「7」は縁起が悪いとされています。
ベトナム語で「7」は「That(タッ)」と発音し、ベトナム語で発音する「That bai(タッバイ)」は「失敗する」「失う」を意味するため、失敗する・失うを意味して縁起が悪いとされています。
数秘術
数秘術。英語でNumerology(ヌメロロジー)とは、数字に特定のイメージを割り当てて、森羅万象を考察する術です。
占いの数秘術は「数秘学」という学問から始まっていると言われています。文字と数字が対応しているという考え方や、数字には特別な意味があるという発想の元、生年月日から算出したり、名前を数字に変換し数字が持つ特性から性格や運命を読み解く鑑定方法です。
数秘術には、東洋占星術と西洋占星術があります。東洋占星術では風水や姓名判断で占う方法が代表的であり、西洋占星術の生年月日を計算式に当てはめて特定の数字を導き出す方法は、そこから性格・才能・運命・運勢・使命・人生のテーマなどを知ることができます。
数秘術は、占星術やタロットと同じく、自分らしい人生を歩んでいくための手がかりとなるものです。
エンジェルナンバー
エンジェルナンバー(天使数字)とは、ガーディアンエンジェル(守護天使)からのメッセージが込められている数字で、偶然目にする数字には大切なメッセージが込められていると言われています。
「よく見る数字」や「妙に気になる数字」は今の運勢や気を付けるべきこと、これから起こり得る幸せなことなどが分かるとされています。
エンジェルナンバーには、0〜9それぞれに意味があり、ゾロ目やミラー数字、誕生日などの組み合わせでも異なる意味を持っています。
たとえば、777は幸運が訪れることを意味し、888は大きな経済的成功があることを伝えています。
エンジェルナンバーは、時計や車のナンバーなど様々な媒体を使って伝えてきます。エンジェルナンバーに強い意味がある時、または天使たちがメッセージを強調したい時は、目の前に何度も現れることがあります。
エンジェルナンバーについては、また改めてお話したいと思います。
七福神
日本において「7」を幸福な数として取り扱っている例として福徳をもたらす神さまを「福神」といい代表的なものに「七福神」があります。
一般的には、恵比寿・大黒天・毘沙門天・弁財天・布袋・福禄寿・寿老人の七柱があてられます。
七福神の「七」は、仏教経典「仁王経」が由来とされています。また、七福神の信仰は室町時代から起きたものともいわれています。
享和年間(1801~1803)に現在の七福神に定着したようですが、それまでは三福神や五福神と神々も一定ではなかったようです。
最後に七福神を紹介して終わります。
恵比寿天(えびす)
七福神の中で唯一の日本の神様。左手に鯛を抱えて右手に釣竿を持つ姿から、大漁をもたらすご利益があるとされている。それが転じ、昨今では特に商売繁昌の神様として有名。
大黒天(だいこくてん)
インド神話に登場する創造と破壊を司る「シヴァ神」の化身。頭巾をかぶり、財宝を表す大きな袋と富が湧き出る小槌を持って、米俵に乗っている姿が一般的。五穀豊穣・商売繁盛・開運などのご利益があるとされている。
毘沙門天(びしゃもんてん)
古代インド・ヒンドゥー教の神様。甲冑を身に付け槍と宝塔を持ち、武将のような勇ましい姿をしている。勝負事や幸福のご利益があるとされ、金運や開運、商売繁盛を祈願する神様。
弁財天(べんざいてん)
「弁天」と略称で呼ばれることもある弁財天は七福神の中で唯一の女神で、琵琶を弾く姿が特徴。元はインドの農業の神で、後に音楽や芸能、知恵の神様として信仰されるようになり音楽・芸能・学問成就・財運・美人祈願などのご利益があるとされている。
布袋(ほてい)
中国に実在したとされる僧を神格化した化身といわれている。印象的な笑顔で宝物がいっぱい入った大きな袋を持っている。笑門来福、夫婦円満、子宝のご利益があるとされている。
福禄寿(ふくろくじゅ)
日本では中国の仙人に由来すると考えられている神様。長寿の象徴である鶴や亀を従え、長い頭や白い髭がトレードマーク。福禄寿という名前は、幸福の「福」身分を表す「禄」寿命を表わす「寿」で成っているといわれ、子孫繁栄、財運招福、健康長寿などのご利益があるとされている。
寿老人(じゅろうじん)
中国の道教にルーツがある神様。長い髭をたくわえ、頭が非常に長い老人の姿は福禄寿に似ているが、手に持った巻物をつけた杖や桃などが見分けるポイント。延命長寿や諸病平癒などのご利益があるとされている。